スイスではどんなホテルに泊まる?私のおすすめは安宿!

知人の家に泊まるのではない限り、旅行で不可欠なのがホテル探し。観光大国であるスイスにはさまざまなタイプの宿泊施設があり、目的や好み、懐具合に応じて選び放題です。どんな宿泊施設がねらい目か探っていきましょう。

スポンサーリンク

ホテルの等級には審査基準があるって本当?

スイスではスイスホテル協会が、 1星から5星までの等級に分けています。星の数が多くなるほどランクが上がり、 宿泊料金もそれに応じて高くなっていきます。

等級はホテル協会の審査基準に従って、設備やサービスが毎年チェックされています。 ホテルに気付かれないように、 身分を隠して泊まりながら審査を行なっているそうです。

  • 1星: とにかく安く!という人向け。ほとんど共同シャワーとなる。
  • 2星: エコノミークラス。共同シャワーになる場合もある。
  • 3星: 中級クラス。原則全室バスまたはシャワー付。英語もまず通じる。
  • 4星: 高級クラス。設備もそれなりに充実し、ダイニングにも高級感が漂う。
  • 5星: 超高級クラス。サービスも申し分ないが、高級過ぎて肩が凝るかも・・・

私は予算の都合(宿泊にあまりお金を掛けられず)で、2つ星ばかりを選びました。一部屋1万円前後で収まります。旅の目的で変わってきますが、昼から夜まで遊んで、ホテルでは寝るだけ!の人なら十分満足できすよ。

バスタブが無いのはどうして?

空気が乾燥しているスイスでは、バスタブなし、つまりシャワーのみの部屋がけっこうあります。 これはスイスに限らず他のヨーロッパでも同様です。 「えー!シャワーだけ?」「そりゃ余程ひどいホテルだろう!」なんて声が聞こえそうですが、 高級クラスのホテルでもシャワーのみの部屋の場合もけっこうあります。

毎晩たっぷりのお湯に浸かって、一日の疲れをとるといった習慣のないヨーロッパ人。 もともとバスタブを全室に備える必要性もなかったのです。スイスでは「バス付きの部屋」と言えば、広い意味でシャワーのみの部屋も含まれ、 厳密に分けていない場合もあります。

「日本人は必ずバスタブが必要」 は常識のようになっています。私も今まで多くのホテルを利用してきましたが、 たいがいのホテル(私は低料金のホテルしか泊まりませんが)は、バスタブのみの所が多かったです。

聞いた話では、

  • フランス人には「バルコニー付きの部屋」
  • イギリス人には「枕を二つ」
  • アメリカ人には「とにかく広い部屋」

だそうです。

このように現地でも有名な「日本人=バスタブ」の図式ですが、 最近は若い方を中心に、 必ずしもバスタブに拘らない人も増えているようです。 部屋代が少し安くなるなら、 別にそちらでも大丈夫・・・というわけです。

クールで泊まったホテル。部屋はツイン、共同シャワー&トイレの部屋 清潔で広くて快適に過ごせました。

上の写真のホテルのランクはエコノミー。チーズとパンの朝食が付いて、一部屋1万円もかかりませんでした。素朴で自分の部屋に帰った感じですね。通りに面して低層階のホテルでしたが、とても静かに過ごせました。

スポンサーリンク

シャワーとトイレが無いのに、何故だか洗面台が2つついています。

トイレが無いのに、洗面台が2つもあるなんて!って思ってしまいました。カップル、ご夫婦が揃って朝の支度ができて効率!なんて事も想像しましたが…本当のところはどうなんでしょう?他のホテルも泊まりましたが、洗面台が2つある部屋はここだけでした。

バスタブ付にこだわらない方がいい理由

ミューレンのとあるホテルでは、ユングフラウ三山が見える眺めの良い部屋はシャワーだけ、 反対側で眺めがたいしたことない部屋はバスタブ付き、あなたならどちらを選びますか?

迷わずシャワーだけの部屋にして下さい。スイスに行ったからには何よりも景観が大事です。目に焼きついた素晴らしい景色は、旅が終わってからも思い出として心に残るからです。旅の満足度も大幅にアップすることでしょう。

グリンデルワルトで泊まった山岳ホテル。山側の部屋。2星なのに部屋にシャワーブースがついていて、清潔で綺麗でした。

ホテルの部屋選びで失敗しないコツ

通常、ベッドが二つに分かれるのが「ツイン」、分かれないのが「ダブル」となります。

ところがスイスのホテルと予約上の連絡をする際、ベッドが分かれていようがいまいが、 全部ひっくるめて「ダブルルーム」となっている場合があるので、ややこしくなります。 ヨーロッパやスイス人は、ほとんどが家族客なのであまり気にしてないのかも知れません。 そこで便利なのが、『Separate beds(分かれたベッド)』をいう単語です。

二つに分かれたベッドでも、並んで置いてあってダブルベッドのように見えることがあります。 でも実際にはベッドがふたつに分かれているので、隙間を空けることができます。

インターネットで予約する際は、事細かく部屋のタイプが紹介されているので、ダブルとツインどちらかを選べば大丈夫ですが、ツインを選んだ場合、念のためリクエスト欄に『Separate beds』と記入するだけでOKです。

まとめ

  • 等級はホテル協会の審査基準に従って、設備やサービスが毎年チェックされている
  • 星の数と料金はほぼ比例し、大都会と有名リゾートは高め、それ以外の地方は若干安めの設定
  • 3星ホテルの利用が数としては一番。 新婚旅行や記念旅行には4星が中心。 全般的に3星と4星は、お部屋についてはそれほど大きな差はない。
  • スイスは宿泊料が安い場合でも、清潔で設備が整っていることが多いので安心

山岳リゾート地では4星になるとプールやサウナなど附帯設備が充実してきます。 何日ものんびり滞在して 「今日は天気が悪いからホテルのプールにでも入ってのんびり・・・」 といった過ごし方ができます。 宿泊料金にはそういった設備の分も含まれているので、 全く利用しないともったいない、ということになります。

星の数が多いホテルばかり選ぶと裕福な人以外は資金が心配です。それでもせっかくだから一泊くらいは4星に泊まりたいなら、前半は安めの共同バス・トイレのホテルにチャレンジし、日を追うごとにランクアップしていけば満足度が上がります。この逆はしないほうが精神的にも健全です。

スイスは宿泊料が安い場合でも、清潔で設備が整っていることが多いので安心です。快適なホテルをうまく見つけられれば、旅の満足度が大幅にアップすること間違いなし!なのです。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする