初めてのアメリカ引越しは不安がいっぱいです。「航空便がいいけど高そう」「船便はきちんと届くの?」また、「何を送って良くて何がだめなの?」と不安になりますね。
海外に引っ越す場合は、国内引越しと違って持ち込める物に制限があります。
アメリカ同時多発テロ以降、日本人に対する対応も厳しくなっていて、荷物検査は必ず入るといった状況です。引越し荷物であっても海外に運ぶ場合は「海外引越し=輸出入」と考えると、持ち込み制限がかかるのは納得です。
また異国の地で恋しくなる日本の食材の持ち込みはどうなのか、気になるところ。
今から「引越しは航空便と船便、どっちがいいの?」「食品は送れる?」「薬はどう?」というあなたの疑問に、私の経験も交えてお答えしていきます。
Contents
引越しでアメリカに荷物を送る方法は2つ「航空便」と「船便」
日本からアメリカへの所用日数はどれくらい?
アメリカに引越しをするには飛行機で荷物を運ぶ「航空便」と貨物船で荷物を運ぶ「船便」があります。
- 航空便 約7~14日
- 船便 西海岸地域:約35~45日
中部地域:約40~55日
東海岸地域:約50~60日
2001年以降の同時多発テロ以降、日本人に対する対応が厳しくなり、ほぼすべての荷物に検査が実施されています。この荷物検査に日数がかかるので、上記の所要日数より大幅に超えることもあります。
航空便と船便のメリットとデメリット
航空便のメリット・デメリット
- メリット:到着が早い(約1週間)。
- デメリット:料金が高め。重すぎるものは。航空便は扱いが雑だそうで、荷物を投げられることも想定しましょう。
アメリカの都市に送る場合、1kgあたり1,000円前後が相場のようです。航空便は扱いが雑だそうで、機械類や大切な家具は船便に。
船便のメリット・デメリット
- メリット:費用が抑えられる。重量を気にせず、かさばる物や大きな物も運べる。
- デメリット:到着が遅い(約2カ月)。
飛行機は空を飛ぶのであまり重いものは乗せられませんから、荷物の重さで料金が決まります。これに対して船はある程度の重さに耐えられるので、荷物の面積や容積で料金が決まります。
これについても人間が海外の行くのと考え方は同じです。
航空便は空を飛べばその日のうちか翌日には海外に到着します。「時間を買う」ということになるので引越し料金は当然高くなります。飛行機のチケットが高いのと同じですね。
引越し費用を安く抑えるワザ!
究極なことを言てしまうと、海外引越しを安くするには荷物の量を減らすのが一番です!さらに航空便と船便をうまく組み合わせることで費用を抑えることができます。
海外に引っ越す場合は、荷物の種類や重さによって航空便と船便を使い分けると引越し料金が安くなると言われてます。
- 航空便:生活必需品など、すぐに使う物や軽くて小さめのものを送る
- 船便:しばらくなくても困らない物や、航空便で送れない大型の荷物を送る
まず「現地についたら絶対に必要なもの」だけを荷造りします。緊急度合いによって分けて考えてみると仕分けが楽になるかと思います。現地で調達できるものは最初から送る物リストから省くのが良いでしょう。
あえて持って行かなくてもいいものは、
- 炊飯器などの家電製品 海外と日本は電圧が違うので変圧器を持っていけば使えます。が、現地で購入したほうが安く済むことが多いです。
- 小型家電・調理器具 海外のほうが種類が豊富で安く手に入ります。
- 家具・大型の家電 こちらも現地調達できます。輸送するほうが高くつきます。
荷物が届くまで必要な主なものと言えばシャンプーやリンス、化粧品、下着などの自分にの肌に合うもの。現地ではどうしても買えないものに絞ります。それでもいずれは現地で調達しなくてはいけなくなりますが。
こう見てみると送る荷物って少ないことに気づきます。結局日々の生活で必要なものは意外と少ないってことですね。
船便の引越しで実際にかかった費用は?
もともと私は船便一択だったので、引越し費用は安く抑えることができました。利用したのはヤマト運輸(ヤマトロジスティックス)です。
- ベーシックプラン(セルフ梱包)
地域例:中部地域
専用段ボール(46×66×33㎝)×10箱で180,000円(通関料も含んでいます)
到着までにほぼ2カ月かかりましたけど、不便は感じなかったです。
あまり知識がなかったので、あれやこれやと詰め込み過ぎてしまったところもあり、若干高くついてしまいました。今ならこの半分でいける自信があります!(笑)
服はまとめると案外重くなるので、航空便ではなく船便がおすすめです。私は服に執着があったので、半分くらいは服でした…が、ほとんど着る機会がありません。
海外引越しにもちょっとしたコツがあります。これを知っていると知らないとでは数十万の損をする場合もありますから、ぜひ参考にしてください。
アメリカ引越しで送れないものは?
アメリカへの引越しには、飲料水と、食品関係は禁止されています!サプリメント等の栄養補助食品もNGです。航空便でも船便でも禁止です。
その他に注意してほしい事は、
- 新品の家電製品・化粧品は課税の対象になります。
- 医薬品(家庭用常備薬)・コンタクトレンズ・化粧品は、あくまでも個人的に使用するものに限ります。
- 開封済みの「液体」も禁止。化粧品やシャンプーは未開封ならOKです。
どうしても食品を持って行きたい!という場合はスーツケースに入れて持っていけます。
私は家族2人なので、預け荷物に大きなスーツケース1人2個×2人=4個、機内持込に小さなスーツケース2個まで持って行けます。当面必要なものを詰めて持って行き、荷物が届くまでの2ヶ月も何とか生活することが出来ました。
まとめ
海外旅行に行くだけでも緊張するのに、海外に引越すとなるとかなり大変ですね。まさに一大イベントです。国内の引越しと違って荷物の制限もあるし、安く済まそうと思うと日数がかかるし…。そもそも、どこから手をつけていいのか?何を調べておけばいいのか?右も左も分からない状態になります。
ですので、これだけはしっかりと覚えていてほしいです。
- 海外へ引っ越す方法は航空便と船便があって、同じようにメリットもデメリットもある。
- 引越し運賃が安い船便でも荷物が少ないほうがさらにお得。
- 究極なことを言うと、現地で買えるものは全て現地で調達する
- 航空便でも船便でも、食品を送ることは禁止
- 食品を持ち込みたいなら、スーツケースに入れましょう。(こちらも規定があります)