この世でデニムほど、価格が意味を持たないアイテムはないでしょう。どんな高級ブランドだとしても、やっぱりデニムはデニム…。
実は、デニムは質の良し悪しが問われない唯一のアイテムなんです。そこで、高く見えるデニムと安く見えるデニムとはどんな違いがあるの?一本数千円のデニムだって、いくらだって高く見せられる方法があるんです。誰でも実現可能な『デニムの高見せ方法』をご紹介します。
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高く見えたり安く見えたりするデニムの不思議
高いデニムを買っても、何故か安っぽく見えるのはなぜ?
極端な話、デニムとはもともとが”労働服”。そのルーツはまさに作業着で、オシャレには程遠い存在だからです。そういうものが、ここまでファッションの軸になったのも、デニムがオシャレにおける唯一の『引き算アイテム』だからでしょう。
デニムは、宝石や毛皮みたいに、分かりやすく女を上品に見せてくれません。そして、ふんわりとした長めのスカートみたいに、体型をカバーしてくれません。デニムは見えなくてもいいところまで見えてしまう非常に難しいアイテムです。
デニムを高く見せる方法
オシャレってエスカレートすると、野暮ったくなりがちですよね?どんどんと重ね付けしてしまって、やり過ぎな感じになってしいます。だからそれをよいい意味で中和してくれるのがデニムなんです。だからデニムはまったく高価でなくていいし、お行儀が良くなくてもいい。しかもダメージがいっぱいあったほうが際立ったりします。
そして重要なのが、
- デニム以外はやり過ぎなくらいオシャレをすること!
- 少なくとも華のある服を合わせること!
- 合わせるものが地味な服では絶対にいけないこと!
デニムは究極のカジュアル。そして、デニムはもともと男の服だったから、デニムはたちまち労働服に成り下がってしまいます。だからデニムには、デニムと逆のもの、まるっきり正反対のものものを合わせるほど、高い(高く見える)デニムになるんですね。
結局のところ、デニムを着るなら本気でおしゃれをするのが重要。ちょっやりすぎぐなぐらいがちょうど良いのではないでしょうか。デニムはもともと労働の服だから、合わせるものは逆に、ドレスアップしてどこか女っぽく。
デニムに合わせるアイテム選び
デニムが引き算アイテムなら、合わせるものが地味な服では絶対にいけません。マイナスをさらにマイナスにしてしまうことになるから。かと言って単に派手なものを合わせればいいというものでもありません。何よりデニムは安いから、安っぽい服でな絶対にいけません。
高く見えるデニムと安く見せるデニムでは、数十万円相当の格差が出てきてしまったりして、ごまかしの効かないアイテムなんですね。トレンドをいかに追うか、ブランドをどれだけ持っているかより、スタイルがあるかどうかを問われるんですね。
安いデニムでも、例えば
- カチッとしすぎないツイードジャケット
- 柔らかなジョーゼットのブラウス
- 足元はハイヒール
この3つのうちどれかを取り入れることで、安いデニムを高く見せることができます。何よりデニムは安くてもいいから、安っぽい服合わせては絶対にいけません。Tシャツにスニーカーが似合うのは、モデル並みのスタイルの持ち主や姿勢の正しい人だけかもしれませんね。デニムに合わせるアイテム選びこそ、安いデニムを高く見せるコツなんです。
スタイル良く見えなきゃ意味がない!
安く見えるデニム、高く見えるデニム
デニムを最初にオシャレの主役にしたのは、トップモデルたち。キュッと上がった小さめのヒップと、長くて細い脚を強調するためにデニムを穿いたのです。
本来デニムの位置づけは、体型もお行儀もセンス何も問わない、そして何よりも体型を問わないお気楽な服。ところが、モデルたちが自分達の制服にした時から、役割が変わってしまいました。
悲しいかな、楽で誰でも無難な着こなしができるデニムが、よりオシャレのセンスを問われることになってしまったのです。
つまり、今のデニムははっきり言って、痩せておしゃれに見えなきゃ意味がないんです!体の細さ、脚の長さを強調するデニムだけが美しいのです。そして何よりスタイル良く見えなきゃ、高く見えない!そこがデニムの一番難しくて不思議なところ。
だからレディースデニムは、自分がいちばん細く見えるアイテム選びから始めるべきです。下半身に自信がないなら、無理して脚長ジーンズをはくより、ルーズなデニムをラフに着て、その分上半身をほそーく見せる。そのほうが結果としてずっと痩せて見える訳です。
実際太って見せるデニムなら、わざわざデニムなんて着なくていい。自分の選択肢から外してしまえばいいんです。ちゃんと着痩せするもっと質の良い服を身につけましょう。流行りだけでデニムをはくのはもったいないし、見ためも絶対に損ですね。
セクシーに映ってこそ、デニムが高く見える!
そもそもデニムとは、見るからに色気は全く皆無です。だからと言って、ありきたりのセクシーさで飾り立てると安っぽくてケバなります。分かりやすく言うと、女のデニムは男を惹きつけるものでないといけない。デニムのおしゃれを究めるあまり、男から嫌われるようでは意味がない。デニムに限らず、女のオシャレは、いつどんな時でも結果として愛されるものになっているべきです。
デニムのもう一つの醍醐味は、今の体に合ったデニムをはくのではなくて、なりたい体型のデニムを買って、それがきれいにはけるまで、根気よくトレーングで体をきれいに整えることにもつながります。究極、そこを目指せば、どんな安いデニムだろうと高価なデニムに押し上げてくれるのです。
まとめ
- デニムは見えなくてもいいところまで見えてしまう非常に難しいアイテムで、しかは”引き算アイテム”だから、合わせるものが地味な服ではいけない。
- デニム以外はやり過ぎなくらいオシャレをする。合わせるものが地味な服では絶対にいけない。華のある服を合わせると高く見える。
- カチッとしすぎないツイードジャケット、柔かなブラウス、スニーカーではなくハイヒールを合わせると、安いデニムでも一気に高く見せることができる。
- 女のデニムは男を惹きつける、セクシーさがあるものでないといけない。
- なりたい体型のデニムを買って、それがきれいにはけるまで、根気よくトレーングで体をきれいに整える。
まったく気取りのない安いデニムでも、いくらだって高く見せられます。高く見せるのも、安く見せるのもデニムそのものより、合わせる服だったり、体型だったり、その人自身が持っている知性だったりします。自分の体型に合ったもを品よく着られるか?が鍵となるのですね。
高くも安くも見せることができるデニムって本当に不思議で魅力的なアイテムですね!