食事代となると「スイスはかなり高い!」と驚きます。目安として昼食のセットメニューで2000円程度、夕食で4000円程度。昼と夜を合わせて一人5~6千円くらい普通にかかってしまいます。忙しい旅行中、あまりゆっくりと食事する時間が無いし、節約もしたい!そんな心配をしなくても十分に美味しい食事が食べられるのです。
満足できて、しかも食費を安く抑える方法を紹介していきます。
Contents
ドイツ、イタリア、フランスなど、隣接する国の影響を強く受けているスイスでは、様々な食文化を楽しむことができます。ですがスイスは物価が非常に高いです。実感はレートの変動によっても変わってくるのですが、1スイスフラン=110円前後だったら、日本より少し高めという感じでしょうか。
そして困ったことに、スイスでは旅行者にとって肝心の交通費と食費が日本よりかなり高くつきます。それでも交通費はパス類を上手に選択・利用すれば随分カットできますが、食費がむやみに高いのは、長旅だと本当に腹立たしくなってきます(スーパーで材料を買っても高い!)。
日本で生活していると、外食や買い物でいちいち物価が高いかは気にしていませんが、スイスに行くとびっくりするほど物価が高くかんじるのです。それもそのはず、スイスはお金持ちの国第一位です。おまけに物価も世界一高いのです。
平均年収でも約550万(あくまでも平均です。上を見たらきりがありません。)最低賃金も日本円に換算して約35万円だそうです。卵10個で500円、トイレットペーパー12ロールで800円、ペットボトル1本250円、学生のアルバイトで時給2000円~3000円なのです。簡単に計算すると日本の三倍となります。
しかし!
それでは他の国はどうかというと、実はスイス近隣のEU諸国に関して言えば、やっぱり同様に物価が高いのです。特に要注意なのがイタリア。物価が安いというイメージがありますが、それはEUの通貨統合以前の話で、今では都市部や観光地ではスイスとあまり差がない状態です。
スイスは全般的に物価が高いですが、ミネラルウォーター、チーズ、お米はなぜか安いのです。
お米は流石に購入に至りませんが、小腹が空いたときにはチーズ売り場に直行してお腹を満たしましょう!
どれだけ食事を安く済まそうと頑張って、ホットドックとドリンクセットを注文したら1000円ほどかかります。旅を楽しいものにするためのは、ここはあきらめて物価は高くて当たり前と逐一ビックリしないようにしましょう。ランチの値段もホットドックセットもペットボトルも妥当な値段と思えますよ。
朝食に関しては、レストランに入ってもコンビニでテイクアウトしてもそれほど変わりはありませんが、時間が惜しければ軽食を買い込んで列車に飛び乗りましょう。いつもと違う景色を見れば、美味しさも倍増です。
日本で『メニュー』といえば料理リストのことですが、スイスは定食のことを言います。こちらでは料理リストの事を『カルテKarte』といいます。定食の値段は日本円に直すと1400~2300円と高めになていますが、それでもランチメニューは格安に設定されているのです。
物価の高いスイスでは、安くておいしいレストランを探すのがとにかく大変です。列車で旅をする人にとっては昼食を手早く済ませたい。駅構内にあるセルフサービスレストランがおすすめ。できたての料理が並んでいるので、食べたいものを選べばいいです。
何と言っても言葉に自信が無い人は、指で差すだけで簡単に買えてしまうからありがたい。おいしい出来立てのパンも充実しているから、車内で景色を見ながらゆったりと食事が出来るのが最高の贅沢なんです!
もう一つ外せないのが、リピーターだけでなく、はじめてスイスに行く人も必ずお世話になるのが、スーパーマーケットチェーンの MIGROS ミグロ。どの町にもあってレストランも入っているスーパーです。 特にチューリヒなどの街にある大きなミグロでは、スイス名産のおみやげの定番を安く手に入れることができます。
日本に比べるとレストランのサービスはかなりゆっくりです。慣れていないと注文や支払だけでも時間はどんどん過ぎていきます。あまりゆっくりと食事する時間が無い場合はデパートやスーパー、駅構内などのセルフサービスのレストランを利用するのがおすすめです。
最近のブームで日本食を扱う店はかなり増えました。ただし、まともな日本食の店というのはごくわずか、スイス全土でも片手で数えられる程度です。
高いおカネを出してハンパな日本食を食べるなら、むしろ中華料理の方がおすすめです。都市の中心街にあるような一流店でも日本食より安上がりなんです。
ただし!お店に入る前にちょっと中をのぞいて見て、ちゃんと華人経営・調理の店か確認しましょう。ヨーロッパ人が調理する中華料理店の中には、アジア人にとって想像を絶するものがあります。
レストランで慣れない言葉を使って神経をすり減らすなら、スーパーに入っているセルフサービスレストラン。この方法が一番です。私はいろいろな町でお世話になりました。どんな食物か目で確認できるので、レストランで何が出てくるのかハラハラしなくても良いのです。時間の節約にもなりました。
スイスの郷土料理はもちろんおすすめですが、時にはスーパーで惣菜を買ったり、日本人のク口に合う中華料理を食べて気分をリフレッシュさせたり、軽いスナックを買い込んで臨機応変に楽しんでください。