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スイスのトイレは有料?避けては通れないトイレ問題!

海外の町を歩いていて、困ってしまう事の一つが 「トイレ探し」 だと思います。トイレは有料なのか?トイレットペーパーは流せるのか?どんな場所でトイレを利用するのかで変わってくるので、事前に知っておくと得する、先進国スイスならではのトイレ事情をご紹介します!

町中にいる時に、たまたま目の前にあるホテルにトイレを拝借しようと入っていくと、基本的には宿泊客のみが利用できるものなので、近くにある公衆トイレの場所を教えられてしまうことが多いです。無料トイレと有料トイレをしっかり把握しておきましょう。

スイスの無料トイレ

デパートの中のトイレ

大きな街にはデパートがあり、その中のトイレは、こちらももちろん、無料で利用できます。ただスイスのデパートは日本のものとは異なり、館内にトイレは1~2ヵ所という場合がほとんど。通常、最上階あたりか、館内のレストラン付近に設けられています。

列車内のトイレ

列車内のトイレは、乗車賃を払っている乗客が利用するので、各トイレにお金はかかりません。観光地の展望台までロープウェイや登山列車を利用して登った場合も、無料で利用できるものが大半です。空港駅も、お迎えの人も利用できるように無料です。

登山列車の乗換駅、標高2,061mのクライネシャイデック

スイスは鉄道大国で、九州ほどの大きさの国土を隅々まで網羅しています。
基本的に、国鉄はもちろん、私鉄に至るまでも車内にトイレが設備されています(長距離を走らない市内の地下鉄やトラムを除く)。

清潔で広々とした列車内のトイレ。空いているとWCマークが光ります。

これは普通列車ですが、だいたい2車両に一つは設置されており、座席からWCマークのランプが見えるようになっていて、緑色だと空き、赤色だと使用中です。日本の狭いトイレとは違い、解放感にあふれています。

スイスの有料トイレ

有料の公衆トイレ

スイス各都市にある、有料トイレのチェーン、『MC Clean』 の表示があるこのトイレは、スイスの主要駅の各所にあり、かつての日本の駅の改札風?にも見える入り口の作りになっています。

料金は女性用で2フラン(約 230円)、男性専用は 1フラン(約 110円) で、男性が2フランを支払い女性用を使用できます。また大きな駅では、簡易シャワーが隣接して設置されているところもあります。

個室内はゆったりと広めで、着替えをする人もいるためか、ハンガーが用意されている所もあります!そして、この2フランの MC Clean のお手洗いは、1回使用する度ごとにお掃除をしてくれるため、とっても清潔なんです。

スイス各都市にある、有料トイレのチェーン『MC Clean』。お店のような入口と、これも日本では考えられないくらい広くて清潔感のある作りです。

この写真は駅の構内にある有料トイレです。コインを入れると自動でゲートが開くシステムになています。とにかく綺麗なので、お金を払ってでも利用する価値はあります。

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手洗い場は入口にあり男女兼用ですので、個室から出てきたところで男性が手を洗っていても、驚かないでくださいね。ここでは、常に白い服に身を包んだ清掃員が清潔を保ってくれています。

スイスとドイツを網羅するこの会社は、日常のストレスから少しの間だけでも離れられるサービスと空間を提供することをコンセプトにしているそうです。

山小屋のトイレ

山小屋によっては、ハイキングでランチに立ち寄るだけのお客様と、宿泊客が利用できるトイレが別々の場合がありますが、いずれも山小屋の施設を利用する場合は、無料で利用できます。

アイガーのミッテルレギ小屋(標高3,355m)

標高の高い山小屋にも、もちろんトイレが併設されています。近年はほとんどのトイレが汲み取り式で、ヘリによって輸送されます。これはどの国の山岳ホテルでも同じですね。

スイスの便座は暖かい?

先進国のスイス、それでも日本のように電気でヒーターが入れられて便座が温めてあったり、ウォッシュレット機能がついている公共のトイレはありません。
少し前の日本では一般的だったトイレと同じく、個室は鍵がかかり、便座、蓋があり、流してもいいトイレットペーパー(堅めの紙)、小さなゴミ箱がついています。

水を流すボタンは何種類かあり、一番多いタイプは壁に埋め込み式、または、壁にセンサーがついています。次によく目にするのがトイレの水タンクについているタイプ。たまに、足元のボタンを踏まないと流れないタイプがあるので、ボタンらしきものが見当たらなければ、足元を探してみて下さい。

洗面所の水は、ほとんどがセンサーに反応して水が出るタイプ。手をふく紙、またはハンドドライヤー(エアータオル)が設置されています。
大きな公共施設の場合、車いす専用トイレも整えられています。

男性と女性は青と赤、といった色分けよりも、ズボンとスカートの形の違いで分かるマークが描かれています。または田舎のレストランなどはHerren(男性)、Damen(女性)と文字のみの場合もあるので、この表記を覚えておくと役立つかもしれません。

まとめ

  • 有料と無料との簡単な区別の仕方は、そのトイレに行くために、各個人が特別な料金を支払っている場所にあるかどうかで決まる。
  • スイスの無料トイレは、デパートや列車にある。
  • スイスの有料トイレは、主要駅の駅構内にある公衆トイレ、山小屋のトイレがある。
  • スイス国鉄の主要各駅にある有料トイレは、男性と女性によって料金が異なる。個室に入って紙を使用する場合は男女ともに2スイスフラン(約230円)、男性が個室に入らない場合は 1.50 スイスフラン(約170円)と、入り口で入る方を選べる。

どうしても避けては通れない必ず利用する公共トイレ。スイスは全体的にイメージ通り清潔で、場所によっては有料ですが、観光客も利用しやすいように配慮されています。

特にヨーロッパでは、よほど高級ホテルでも見つけて、ちょっとお邪魔しない限り、トイレ事情があまり思わしくない場合も多く、困ってしまう事もしばしばありますが、観光立国スイスは、トイレの数も多いです。

海外の中では結構恵まれている方だと思います。スイスの観光地にはほとんどの場所に公共のトイレ(無料)が設けられており、しかも管理が行き届いているため、“清潔で綺麗” です。

物価の高いスイスでは有料トイレも少々お高めですが、結構おススメです。スイスにご旅行に来られるご予定のみなさん、緊急用として、「有料トイレ」 も、是非チェックしてみて下さいね。

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keika912

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