これ知らなかった!スイスの挨拶とレストランのマナーとは?

スイスには日本と異なる文化やマナーなどの現地情報がたくさんあります。トラブルのない旅行にするため万全な準備と心構えが必要です。スイス人の習慣について最低限知っておきたいことや、恥をかかないためのマナーを調べたのでピックアップします。

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恥をかかないための日常マナー

後ろの人への気遣い

スイスのホテル、レストラン、ショップは自動ドアより手動ドアの方が多いです。そうした手動ドアを開けた時は「自分が通れればそれでよし」的にすぐに手を離さず、後ろを確認し、もし後ろに人がいるならそのドアを受け取るまで1~2秒押さえてあげるのがマナーです。これは日本でも同じですね。気を付けたいものです。

ひとこと挨拶してから用件を切り出す

スイスでは「こんにちは」(グリュエッツィ/ボンジュール/ブオンジョルノ)と挨拶してから用件を切り出すのがマナーです。駅で切符を買うとき、ホテルのフロントで何かを聞くとき、銀行で両替するときなど、挨拶してから用件を言いましょう。日本では「すみませんが…」がこの感と同じだと思います。やはり一言置くのがスマートで良いですね。

「こっち来て!」のジェスチャー

日本では「こっち来て!」のジェスチャーは手のひらを”下”に向けて手を動かします。これはスイスでは全く逆の「あっち行け!」の意味になってしまいます。スイスでの「こっち来て!」のジェスチャーは手のひらを”上”に向けて手を動かします。

これは間違えると思いっきり失礼になりますので、「こっちに来て!」という場合には、すかさず思い出しましょう。

視線を泳がせない

話すときは相手の目をジーッと見ること。日本人は視線恐怖症の傾向があり、すぐに視線を泳がせるので注意が必要です。スイスは視線を泳がせるのは「嘘をついている」と受け取られます。

パジャマやスリッパでは歩かない

ホテルの廊下やロビーなど、客室以外の場所をスリッパやパジャマで歩かない、洗濯物は部屋に干さず必ずシャワールームに干す、とうのは最低限のマナーです。

ホテルのシャワーは共同だったので、「部屋着にスリッパ」やってしまいました!幸いに人とすれ違うことはなかったので良かったのですが、今後の教訓になりました。

「イシュダノフライ」と聞かれたら・・・

思い切り間違いやすい「こっちに来て」のジェスチャーや、電車では基本の「イシュダノフライ」は、覚えておくと良いですよ。

電車の中で席に座っていると「イシュダノフライ?」と聞かれることが多いです。日本語で言うと「この席、空いてますか?」という意味のドイツ語です。空いていれば「ヤー」、そうでなければ「ナイン」と答えれば大丈夫。観光客と分かって英語で聞いてくることもありますが、このフレーズを覚えておくと安心です。

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私は実際に聞かれたことはないですが、スイスは1人旅をしている人をよく見かけます。「イシュダノフライ?」とはっきりとは聞き取れませんでしたが、あちらこちらでこのフレーズが聞こえました。

鼻をすすらない

スイスではどんなに大きな音で鼻をかんでも構わない代わりに、鼻をすする音とシャックリは非常に嫌われています。風邪気味や花粉症のときは、鼻をすすらず鼻をかみましょう。

私は鼻をかむほうが下品だと思っていました。日本でも外国人が鼻をかんでいるのを見て嫌な気分になりますが、私のほうがマナーを知らなかったのですね。

レストランでの心得

食事の時にすすり音を立てない

スイス人が日本人の習慣の中で一番嫌っているのは、食事の時のすすり音。実に多くのスイス人が「日本人が食事の時に立てるズルズルーとかズーッとうすすり音を聞くと気持ちが悪くなってくる」と言います。コーヒーや紅茶を飲むとき、パスタを食べるとき、すすり音を立てないように注意しましょう。

これに関しては私も同感です!日ごろから人のすすり音が嫌いです。この心配はなかったのでこのマナーはクリアです!

犬食いをしない/皿を持たない

顔に皿を近付けてて食べる「犬食い」はスイスではとても嫌われます。また、日本と違って、手で皿を持って食べることはしてはいけません。

スイスでは皿を持って食べるようなメニューは食べなかったので、笑われることはありませんでした。美味しいソースはスプーンで皿ごと口にもっていきたかったのですが、ぐっと我慢しましたよ。

女性は酒を注がない

日本には女性が酒を注ぐ習慣がありますが、スイスは女性が酒を注ぐのは非常識とされています。「酒をそそぐのは男の役目」と肝に銘じておきましょう。

大声で「すいませーん!」はNG

日本ではレストランでスタッフを呼ぶときに、大きな声で「すいませーん!」と言うのは普通の事です。でもスイスではそれはダメ!なんです。他のお客さんもスタッフビックリすること間違いなし!近くを通った時にさりげなく呼ぶか、目を合わせて手を挙げて知らせましょう。

スイスのレストランの店員さんのサービスは、お店によってまちまちです。常に気を配っているスタッフもいましたし、混んでいるとそこまで気が回らない人ももちろんいます。私が入ったレストランは丁度混んでいて、注文したいのに気付いてくれず、何とか振り向かせようと必死になっていました。それでも大声で呼んではいけないという知識はあったので、何とか目配せで成功しました。

冷菜と温菜を一緒に盛らない

レストランのビュッフェでは、最初に冷菜、次に温菜、最後にデザートと3回3更に分けてとるのがマナーです。日本人の中には1皿に全てをてんこ盛りにする人がいますが、これは下品です。

まとめ

  • 手動ドアを開けたときは、後ろの人が受け取るまで気遣いを忘れない。
  • スイスでは「こんにちは」と一言挨拶を言ってから用件を切り出す。
  • 「こっちに来て!」というジェスチャーは、手のひらを”上”に向けて手を動かす。
  • 相手と話すときは、相手の目を見て視線を泳がせない。
  • 鼻はすすらず、大きな音を立ててでも鼻をかむこと。
  • 食事の時にはすすり音をたてない。
  • 顔を皿に近付けて食べる「犬食い」は嫌われる。
  • レストランで「すいません!」と大声で呼ぶのはNG。手を挙げて合図するか目くばせをする。

旅行前に知っておくだけで、恥をかかなためのマナーは驚くほど沢山あるのですね。『旅の恥はかき捨て』ということわざがありますが、これはNGです!旅をする国によってびっくりする様なマナーがありますが、少し知識を入れておけば恥をかかなくて済みます。

スピーディで気の利く日本のサービスに為れてしまっているせいか、せっかちになりがちです。スイスのレストラン行ったら、日本の常識は通用せず、習慣も全く違うこと、を頭に入れることが大事です。

そう言えば周りのヨーロッパ人はあまりキョロキョロせず、ゆったりと食事を楽しむことに徹していました。同じ人間なのにこんなにも佇まいが違うとは…。見ていて勉強になりました。

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