飛行機の中で注意することはたくさんあるけど、空港内でもやってはいけない事はあります。
「危険物を持ち込んだりする事?」と思ったあなた、正解です!いやいや、もちろんそうですけど、ここはもう少し身近なところから考えてみましょう。
今から伝えていく「空港でやってはいけないこと」は、社会的に問題になるような法律みたいなことではありません。
誰でも気が付かずに、ついついやってしまっいそうな事ばかりです。意外とあなたにも当てはまっているかもしれません。それでは順番に見ていきましょう。
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航空会社にとって、予定通りに運航することはとても重要です。空港に遅れたら、飛行機に載れなくなるだけではなく、他の乗客や客室乗務員にとっても気分が良いものではありません。
余裕をみて2時間半~3時間前に空港に到着するよう心がけましょう。
国際線は、出発時刻のおおむね40分前を切ったら、チェックインを受け付けないのが一般的です。もし到着が1時間前を切って遅れると分かったら、すぐに航空会社の空港カウンタ―に電話をかけましょう。
事前連絡があって、手荷物を機内に持ち込むことができるのであれば、多少は待ってくれる可能性もあります。
思いがけない電車の事故で出発時間に間に合わなかったら、公共交通機に遅延証明書を発行してもらい、それを持っていけば空席のある便に変更してくれます。出発時間を過ぎてもとにかく空港までは行きましょう。
空港と飛行機は人と人との距離が近いので、自分にとっては良い匂いでも、他人にとっては不快な臭いに感じられます。
普段から香水つけている人は、鼻が慣れて麻痺してしまいます。柔軟剤も、使用しているうちに、慣れてしまって量がだんだん増えるみたいです。
つけている本人は、その香りをきついと感じてないからつけている訳なので、「もし隣に香水のきつい人が座ったら長時間耐えられるか?」といった想像力が必要になりますね。
旅の高揚感が手伝ってか、空港にいる間、ラウンジやレストランでついついお酒を飲みすぎてしまうことがありますが、あまり飲まないことをおすすめします。気圧や湿度などの環境が変わる前に、お酒を飲んで酔っぱらうのは危険です。
出発前だけとは限らず、機内での飲酒も気を付けてください。日ごろの半分程度にとどめておくのが良いでしょう。気をつけたいのが、ビールやスパークリングワインなどの炭酸系。機内は胃腸の中の空気が膨張するので、ガス腹になりやすいです。
そして飛行によって脱水気味になるので、水をたくさん飲みましょう。
飲み過ぎてフラフラになり、現地に到着後「もしかして時差ボケ?」と思わないで下さい。それはおそらく二日酔いです。(笑)
「遊び疲れて睡眠不足~!出発までに時間があるし椅子で寝よう」という考えはやめましょう。フライトを逃してしまったり、スリにあったり、荷物を紛失したりする可能性があります。
特に海外の空港は油断禁物です!空港内でのスリや盗難は、頻繁に行われています。ありきたりですが、自分の身は自分で守るという意識が大切ですね。
空港内でも「空港の眠りはご自身の責任で行ってください」と書いてあります。
もしも体調が悪くて寝て過ごす場合でも、貴重品は肌身離さず、寝るなら搭乗口前で、乗り遅れないように携帯アラームをセットしておくのがベストです。
あと基本的な対策として、多額の現金を持ち歩かないというのも大切なポイントです。安易に寝てしまわないよう、しっかりと目を開けておきましょう。
これは意外かもしれませんが、携帯の充電が無くなると、モバイル搭乗は全く役に立ちません。乗り遅れそう!な時はなおさら要注意。本当に搭乗できなくなってしまいます。
今の時代、充電器を持ち歩かない人はいないと思いますが、搭乗前には携帯の充電状況を確認しておきましょう。
空港には世界中から様々な人が集まります。空港で見かけた面白い人(?)のを写真を撮って「SNSで拡散したい!」と、衝動に駆られる時があります。
けれど、ここはグッと我慢しましょう!無断で他人をカメラで撮影する行為は、肖像権の侵害となる可能性があります。
同意せずに他人の写真を撮ることは、マナー違反です。さらにあなた自身が危険にさらされる事もあります。被写体が猛烈に怒って、携帯やカメラを壊されたり、時には暴力にも発展することがありますから、注意が必要です。
空港には、免税店やレストランなど目新しいものが満載です。あまりキョロキョロし過ぎると、スリや置き引きに狙われやすくなります。ラウンジでも同じです。「すぐ戻るからいいや」と、バッグを置いて席を離れないで下さい。
聞いた話では、新聞を繰り返し取りに行っている間に目を付けられていて、貴重品を盗まれ飛行機に乗れなかった、という男性がいたそうです。
スリや置き引きは一瞬です。「私だけは大丈夫」と、根拠のない自信をもつのはやめましょう。
「長時間のフライトでひたすら眠る!」というのは魅力的だけれど、緊急時の指示に対応できないかもしれない、ということも頭に入れておきましょう。眠りっぱなしだと、血流が悪くなり、脚の血栓のリスクも高めます。
飛行機に乗るのが怖い、パニック障害になる、という理由でどうしても薬が必要な人は、睡眠導入剤で機内では眠って過ごしてください。
あくまでも、眠るためだけの目的にしないことが前提です。
この記事では、飛行機に乗る前「空港でやってはいけないこと」について説明しました。
「飛行機に乗り遅れない!」なんて、笑われちゃうほど常識な事ですが、私はかつて出発直前に飛行機に飛び乗ったことがあります。その時のバツの悪いことと言ったら…。座席にたどり着くまでにずっと平謝りした覚えがあります。思い出すだけで恥ずかしい思い出です。
全てありきたりの事ばかりだけど、他のお客さんに迷惑をかけたり、自分自身が危険な目にあったりしない為にも、是非覚えていてほしいです。