女の30代・40代は言ってみれば女の”おへそ”みたいな年齢ですね。若すぎもしないけど、成熟もしていない。どっちにも転べるけど、やっぱり可愛く見られたい方ばかりに偏ってしまうと、何だか変。若く見えすぎてもいけないし、大人の女に見えすぎてもいけない・・・。そんな中『大人可愛い』という便利な言葉に惑わされて、逆に老け服に見えてしまう危険があるのです!
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最近「大人可愛い」という言葉をよく耳にします。女性にとっておしゃれは「いつまでも可愛くいたい!愛されたい!」と考えるもの。そんな想いが潜在意識の中にあるのかもしれません。これは良しとしても、考慮すべきは、20代のコーデと大人世代のコーデは明らかに別物だということなんですね。
若い子の背伸びは若干難しいけれど、若作りは本当に難しい。思いもよらぬ色々な誤算が出てきてしまいます。例えば、若い子が頑張って大人に見せようとすると、小学生がお化粧したみたいに、逆に幼さが強調されてしまいます。
でももっと危ないのは、やはり”若作り”のほうで、20代の娘と同じファッションをしたがる今どきのエイジレス40代、50代も、8割がた無理があります。年相応の格好をしていれば、それこそビックリするくらい若いのに、可愛い服ばかり着てしまうと、見えなかったシワやたるみまでが、逆にハッキリと見えてきてしまいます。『可愛い服を着れば若く見える』というのは、間違った考えなのですね。
けれど同じ事をしていても老けて見えない人もいます。何がどう違うのでしょうか?多分その人は、若く見せようとしてるのじゃない、「ハッキリ言って、年齢なんてどうでもいい!」と思っている人だから若作りにみえないのでしょう。
若い服を着れば若く見えるというのは、全く間違った考えです。むしろ、まるで逆だって事を肝に銘じておきましょう。45歳が25歳に見える事を狙ったら45歳がかえって強調されてしまいます。年齢は意図的に操ってしまっってはいけないのです。”印象年齢は”あくまでも結果で、そして他人が決めること。だいたいが年齢を意識すると、もうオシャレには見えません。『大人可愛い』の大きな誤算なのです。
デザインは子供っぽくないのに、無駄に若く見えてしまう服があります。ズバリ言います!それな安っぽい服。素材が悪い安っぽさもあるし、デザインそのものの安さもあります。今は安くて質も良さげな服が沢山流通しているので、服は安いのは当たり前、安くて充分!ですから仕方がありません。だけど、靴だけはちゃんとお金をかけないとダメなんです。
靴さえいいものを履いておけば、全てOK!賢くおしゃれに見えるみたいです。同様に、靴は人間の種類を足元で判断してしまったりもします。どんなに大人のワンピースを着ていても、丸っこい子供の靴を履くと、雰囲気の全てが台無しになります。
極端な話、上は安く可愛い服でも、均整のとれた上質の靴を履けばちゃんと美しい大人に見えます。靴を派手派手にしたりケバく安くしたら、それだけ一気に安めの佇まいになり、大人可愛いだなんて言ってられません。そして”若老け”になってしまいます。『若い大人』を目指すべきで、『老けた子供』アイテムはNGなんです。
じゃあ、若作りに見えなくて、大人可愛く見せるにはどんなコーディネートが正解なのでしょうか?年齢を操らず意識せずに、若く見える大人可愛いコーディネートの仕方を5つ提案します。
どこかゴージャス感やセクシーなテイストがありながら、でもカジュアルという、両方のおいしいとこ取りみたいな服をオススメします。ゴージャスやセクシーとカジュアルは相反するものですが、あえてそ相反するものを組み合わせるのが、今のオシャレなのではないでしょうか。
娘世代も30代・40代も、自分たちの印象年齢を無理に操作しようとするから、セクシーならセクシー、カジュアルならカジュアルに偏ってしまうのです。そんな操作の必要がない世代なら、両方を思う存分混ぜられます。好きなバランスでミックスさせれば『大人可愛い』は成立します。
大人の服選びのポイントとして「細く見えること」は必須です。体型はどうあれ、身体の線の細さや華奢感を出すことで、より女性らしさを演出できます。鎖骨が出るニット、透明感のあるシャツなどなど、上質感を出せるのは、大人の色気が身についてきた世代にしか似合いません。
私も春夏秋冬問わず、制服のように着ているアイテムがあります。それはVネックのニットやTシャツ。このVネックというところが肝なのですが、年齢を重ねると確実に胸が下がってきます。若い頃のパーンっと張った胸ではエロさが全面に押し出されるのですが、悲しいかな、こなれた胸に深めのVネックを着ると嫌らしさを感じません。首も長く見えて一石二鳥です。「痩せた?」と聞かれるのは必ずVネックを着ている時です。
女性は服装やアクセサリーを褒めるときに「可愛い」という言葉をよく使います。けれど、その「可愛い」には果たして「似合っている」が含まれているでしょうか? 実はそのモノだけを対象にしているだけです。全体のバランスを考えて「可愛い」とは言っていないのですね。
大人ならではの知性や洗練が備わった「可愛い」になっているかを見極めるのが対せ説。10代・20代の女の子に対して使う「可愛い」と、大人世代が同じ意味であってはNGです。その服があなたを美しく、そして上品に見せることができていれば、それが正解なのです。
「女は恥ずかしいという意識を失ったらもうおしまい」とネガティブナ言い方があります。肌の露出も恥ずかしいがあれば、一線を越えてはいけないというブレーキが自然にかかるから、一見大胆な露出の服もちゃんと美しいのです。でも恥ずかしいの意識がマヒした人は、下品に見える以前にちょっと野暮ったく見え、不愉快な女に見えてしまいます。エロ可愛いにとどまっていればいいのですが、頭が悪く見えてしまうから残念。
現実、おしゃれが上手な人に非常識な人って少ないと思いませんか?オシャレって人に不快感を与えないものだと思うのです。羞恥心は持っておきたいものですね。あまり露出しすぎると身勝手な女のイメージもついて回るから、損なのですね。
顔色のくすみは服装でカバーといわんばかりに、明るい色に走りがちな女性は多いものです。もちろん差し色としてピンクや赤色を使うのは小粋だけど、全体に纏うなら白や紺、黒色を必ず持ってくることを忘れずに。シンプルだけどゴージャス感を放ちます。
自分のベースカラーを決めて、ひとつのスタイルとして定着させれば、自分に自信が持てるし、朝、服のコーディネートにあまり悩まなくてすみます。服の買い物もズムーズで、無駄な服もあまり買わなくなりますよ。
若作りだと感じない、大人可愛いコーディネートの5つのポイントとは?
最近よく耳にする「大人可愛い」のコーディネートは、実はとても難しいもの。自分だってそう、いつまでも可愛くて若く見られたい気持ちは痛いほど分かります。ついつい「この服可愛い!」に惹かれて身につけてみると、意外に似合わなくてがっかりした経験はがあるはずです。
自分を客観的に見て、年相応の服を着れば、若々しくみえるものですね。人に見られる事を意識すれば、佇まいや仕草にも気を使うので、結果的に『大人可愛い』につながるのでなないでしょうか。